私が教室に通うきっかけになったのは、乳癌が右胸に再発したことです。
姉に相談した所、姉の通っているこの教室のことを改めて教えてもらったからです。
以前から姉が教室に通っているのは聞いていましたが、お砂糖を使わない料理なんて美味しいの?バランスよく3食何でも食べる方が健康だろう・・・と信じていたので、あまり深く聞くこともありませんでした。
癌や病気はストレスが主な原因だと思っていたので、食事が体調を左右するのも半信半疑でしたし、姉が好転反応で痩せて肌が汚くなっている時期を見ていたので、怖い、ああなってしまったらどうしよう・・・という感覚も強かったです。
でも、2度目の乳癌なので「死」もチラついて意を決して申し込んだことを覚えています。
月に1回の受講でしたので、他の受講生の皆さんの方が進んでいるように感じて、私なりに一生懸命料理や習ったことを取り入れているつもりなのに・・・と他人と比較して変化の見えない自分の体にがっかりしたりしていました。
先生に食事相談をした時、記録をつけ続けると後々の自分の記録になると言われ、自分の感じたこと、体調を含めて記入することにしました。
実践してみると、今まで何の変化もないと思っていた大きい便りがきちんと毎日出るようになったこと(以前は1週間でないのが当たり前でした)、甘いものを食べると目がかゆくなるようになったこと、一時期食べたくて止まらなかったパンに対する欲求がなくなったこと、1週間単位・月単位で見ると自分の体の変化がわかるようになってきました。
恭子注:
これが、私が皆さんに入れたものと出たものとの記録を大学ノートに書いてください、とお願いするメリットなのです。
自分では気が付かないことが、記録することによって、改めてわかってくるようになる第一歩なのです。
そして、それは、いずれは、自立、自分でこんな症状が出たら食べ物でどう対処すればいいかが、わかるようになるための自分のための記録なのです。
★教室に通う以前の食事(夕食)★
月曜:白米・肉じゃが・ほうれんそうお浸し・味噌汁
火曜:白米・カレー・サラダ・コンソメ味スープ
水曜:白米・イカと大根の煮物・きゅうりとわかめの酢の物・味噌汁
木曜:白米・しょうが焼・サラダ・かぼちゃの煮物・味噌汁
金曜:白米・金目の煮つけ・小松菜と油揚げの煮びたし・味噌汁
土曜:白米・焼き肉・サラダ・わかめスープ
日曜:白米・焼き魚・ヒジキ煮(甘い味付け)・味噌汁
※朝は、パンとスープ、毎日コーヒーを良く飲んでいました。
(コーヒーを飲むと大きい便りが出やすい感じがしていたからです)
?教室に通ってからの食事(夕食)
月曜:玄米・五目豆・菜の花とゆば和え・味噌汁
火曜:玄米・中華風甘酢あんかけ・小松菜お浸し・味噌汁
水曜:玄米・無水煮・小松菜ごまよごし・味噌汁
木曜:玄米・油揚げ焼・ごま豆腐・小豆かぼちゃ・味噌汁
金曜:玄米・車麩野菜煮・ほうれんそうお浸し・味噌汁
土曜:玄米・無水煮・ほうれんそうお浸し・味噌汁
日曜:玄米・五目豆・菜の花お浸し・味噌汁
※ 朝は梅生番茶のみ、昼も夜も番茶を飲むようになりました。
昔から、運動や歩くことを心がけていても便秘が治らず、遺伝なのかな・・と半ばあきらめていたのに、食事を変えて4ヶ月目で1日おき位にでるようになり、今年から毎日大きい便りが届くようになりました。
先生に、「大きい便りが毎日でるようなったなんて、すごい変化じゃない!!もっと自分の体をほめてあげなきゃ」と言われて、改めて気づかされました。
私は、劇的な変化を期待したり周りと比較ばかりして、自分の体の変化に気づいてあげていませんでした。
恭子注:
○○よりマシ、
小さな良い変化に感謝することが、大きな第一歩になります。
玄米食を始める前は体重がなかなか減りませんでしたが、玄米食にしてから15kg位痩せ、両親や義理の母・主人にも痩せすぎで病気ではないかと心配されましたが、私自身は体が軽くなって気分も軽くて良かったです。
今は、プラス5kg位戻りましたが、それ以上太らなくなりました。
思い起こせば、癌になる前は、「疲れた」とよく言っていたと親に言われ、その口癖は言わなくなりました。
食事を変えて、痩せていても疲れなくなったのだと思います。
教室に通っていなければ、周りから「痩せた、痩せ過ぎだよ、病気になるよ。」と言われ、自分でもそうかなと思い、不安になって玄米の食事を止めてしまったと思います。
何よりも、教室で習う料理が美味しくて、以前は土日のどちらか昼は外食したいと思っていましたが、自分で作る料理の方が美味しく感じるので外食しなくなりました。
(以前は砂糖を使わない料理なんて・・・と思っていたのに。)
甘いものが大好きで、以前は理由をつけてはケーキを食べていましたが、甘い物を控えるようになって9カ月目に、以前から気になっていた目の下にできていた黒いホクロのようなイボのような物がポロッととれました。
上級科の方が、甘い物止めると肌のイボがとれるよ・・と仰っていて、その通りになったので本当にビックリしました。
体に良いとされている情報(3食、特に朝はしっかり食べたほうがいい・ヨーグルトは腸に効く・イソフラボンを多く含む豆乳は乳癌予防になる・・など)をずっと信じて実行していましたが、食事を変え記録をつけることによって、2食でも大きな便りは出るんだ、朝食べなくても(梅生番茶のみ)快活にすごせるんだ、甘い物を食べると体から反応が起こるんだ、と・・自分の体で発見することがたくさんありました。
半信半疑だった食事を変えることによって、体(体調)が変わっていったことを身を持って感じることができました。
上記のこと以外でも、教室に通っていくうちに先生や他の受講生の皆さんとお話することによって、途中から、自分の病気を話してもいいかな・・と思えたところもすごく大きかったです。(噂話になるので、仕事場の人にも話していません)
話すことによって、気が張らなくなりました。
料理を習うだけでなく、物事本位、自己否定しない、自分の花を咲かせる、考え方(生き方)を変える・・など、授業の度に話して下さる言葉の深さに、その時は「なるほど・・」とは思いますが、まだまだ本質まで追いつけないでいます。
10月〜後期も同時受講しましたが、周りの受講生さん達がいなければ一年間頑張れなかったと思います。
最初は、姉に背中を押されての教室のスタートでしたが、確実に1年前の私よりも健康になっています。
先生や同時期に通っていた皆さん、姉にも本当に感謝しています。
ありがとうございました。
恭子から一言
愛されキャラの甘えん坊さんでしたが、
少しずつ、自分と向き合えるようになってきました。
自分の良い変化に感謝もできるようになってきて、とても素晴らしいと思います。
もともと魅力的なお人柄でしたが、さらに、輝かれることでしょう。 |